家庭菜園をするとき、「肥料」は野菜の生育を大きく左右する大切なものです。
でもホームセンターなどに行くと種類がたくさんあって、どれを使えばいいのかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は初心者さん向けに、家庭菜園で使える肥料について紹介出来ればいいなと思い、ちょこっと調べてみました(^^)
大きく分けると2つの種類があり、それぞれに肥料の種類や量、やる場所が異なるので注意してください。
ちなみに、作物の生育をうながすために肥料をやることを総称して「施肥」と呼びます。土壌中で不足した養分供給を目的に行うものですね。
元肥(もとごえ)
種や苗の植えつけをする前に、作物が元気に成長するために最初に与える肥料のことです。すぐ効果を期待する目的ではないため、緩効性肥料のひとつに分類される「有機質肥料」が多く使われます。
「窒素・リン酸・カリ」と葉を育てるのに必要な3要素を多分に含み、固形のものが一般的です。施す場所は畑の前面で、よく耕して根に直接ふれないようにして土をかけてから作物を植えてください。トマトなどの苗ものは根の近くに施すため、特に注意が必要です。
庭木や果樹の休眠期である冬期に与えるものを「寒肥」といいますが、目的から考えると元肥のうちといえるでしょう。
追肥(ついひ)
植えつけ後、ほとんどの作物は元肥の肥料効果がうすれてきます。
そのため追加で肥料をやる必要があり、このときに与えるものを「追肥」といいます。
元肥と違って早急な効果が求められるので、即効性の高い「化成肥料」が使われることが多いようです。土の上から振りかける固形、水やりの水に混ぜたり容器を土にさしたりする液体のものがあります。
追肥を施す場所は、作物がより肥料を吸収しやすいように根の先です。
作物によっては追肥がいらない種類もあるので、必ず育て方を確認するようにしてくださいね。
追肥にはいくつかの種類があります。
・芽出し肥
春先にいい芽を出させるために、2月下旬~3月上旬にかけて与えます。
・お礼肥
花を咲かせたり、実を収穫したあとに弱った植物の体力を回復させるための肥料です。
・置き肥
鉢土の上に置くものです。