香味野菜として麺類の薬味や天ぷらに使われるミョウガ、おいしいですよね~。
ちょっとほしいけど、スーパーで買うと意外に高い!
そんなふうに思った経験がある方もいるのではないでしょうか。
実はミョウガって 初心者でもとっても簡単に栽培できる野菜。 と聞いてチャレンジしてみることにしました(^^
ここではおすすめのポイントと、育てるのに準備してほしいものをご紹介します。
おすすめポイント
病害虫被害がほとんどない!
初心者にとって、これはうれしいポイントですよね。
家庭菜園やガーデニングでは、害虫との闘いがネックになることが少なくありません。
その点ミョウガは、放置状態でも虫がつくことがなく、余計な手間がいらないらしい。
虫が苦手な人はもちろん、駆除や防虫対策がめんどうな人にもぴったり!
素晴らしすぎますね!!
日当たりの悪い場所でも育つ!
日当たりをあまり気にしなくても育ちやすい、というのも特長。
野菜に限らず、多くの植物は基本的に光合成を必要とします。
そのため日光が大切な生育条件になるんですが…ミョウガは湿気と暗いところが大好き!
住環境に左右されにくく、スペースもそれほどいらないので、ベランダやキッチンでも育てることができますよ。
栽培に必要なものが少ない
いろいろ調べてみましたが、ミョウガづくりには特別な用意がいらないみたい(^^)
家庭菜園ビギナーにとって、そろえる道具が多いとおっくうになってしまいますよね。
プランターや鉢
ミョウガはプランターもしくは鉢さえあれば簡単に育てられらしい。
ただしミョウガは地下茎が長いので、深さは30センチ以上あるものが必要で、あとは収穫したい量を考えて大きさや個数を選ぶだけ。
先述したとおり日当たりがあまり関係ないため、ちょっとしたすき間に置いて楽しみましょう♪
球根
ミョウガはショウガ科、ショウガ属の多年草で、球根で育つ植物です。
一般的にホームセンターなどで球根が販売されていますが、ときにはポット苗の状態もみられます。
ミョウガは非常に強いので、土の中に地下茎をどんどん張りめぐらせて育ちます。
それにともなって球根の数も増えていき、数年に1度は掘り返して植え替えるのがいいそうです。
土
ミョウガを育てるのにおすすめの土は「培養土」です。
なかでも、水持ちがよく通気性にも優れた腐葉土が多く含まれている土がベスト。
自分で育てて収穫したミョウガの味は格別です!
漬けものにしたり、冷ややっこやみそ汁に入れたり、定番料理にちょっと加えるだけでワンランクアップしそう。
基本を押さえてお世話してあげれば、ほとんど失敗することはありません。
楽しく手軽に育てて、ぜひおいしいミョウガを楽しみたいです♪
※近所のホームセンターでミョウガを購入してきました(^^
ミョウガは種でもなく、苗でもなく。地下茎(ちかけい)というやつ。
地面よりも下にある茎の総称。形はさまざまで、それに応じていくつかの名称がある。地下茎には、根と間違えやすい形のものもあるが、葉またはその痕跡(こんせき)をつけていること、外生的に分枝すること、維管束の配列が根の放射中心柱とは異なることなどの特徴によって茎であることがわかる。地下茎は貯蔵養分に富むことが多く、働きとしては、冬などのように地上が悪環境のときに生き残れること、および栄養繁殖に役だつことがあげられる。
塊状または球状に膨れたものを塊茎または球茎といい、両者の区別は厳密には不可能だが、概していえば、球茎はサトイモなどのように母体に接して生じ、軸が垂直で、頂端だけから発芽するのに対して、塊茎はジャガイモ、キクイモなどのように細長い柄があって横向きに生じ、数個の芽をもつ。類似のものに鱗茎(りんけい)がある。これは園芸上では球茎などとともに球根とよばれたりしているが、鱗茎は茎があまり発達せずに、その周りに多肉の鱗片葉が多数ついている。したがって、鱗茎の体積の大部分は葉によって占められている。鱗茎にはユリ、チューリップ、タマネギなどの例がある。地中を横にはうなどして根に似た外観を示すものを根茎という。
根茎では、地表面をはう匍匐(ほふく)茎、岩や樹木の表面に付着するよじ登り茎などとの間に明確な一線を引くことは困難な場合もある。根茎はタケ類、ヒルガオ、ドクダミなど被子植物にも多くの例があるほか、シダ類にはきわめて普通にみられる。ゼンマイのように短くて直立する場合でも、シダ類の地下茎は一般に根茎とよばれることが多い。[福田泰二]
日本大百科全書(ニッポニカ)「地下茎」の解説